国が壊れていく
「政権交代」で浮かれる間もなく、民主党の脆弱性をさらけ出した。その代表が鳩山氏だ。政治家になってはいけない人を国民(投票した人たちは特に)は長い間支持してきたということになる。普天間問題での愚行に始まり、菅首相の寿命を長引かせた張本人でもある。
野田新内閣の支持率が高いことをマスコミは脳天気に報道するが、国民が野田内閣の何を支持しているのかを明らかに出来ていない。当然それは無理な話なのだが……。発足と同時に固定電話で答えられる人にだけ尋ねて、それをあたかも国民の総意のように伝えるというのはどう考えても釈然としない。そんなマスコミに国民の多くが一喜一憂したり踊らされたりしているというのも情けない。
東日本大震災と原発の大事故で、この国がいかに国民を守る姿勢がないかを露呈し続けている。それどころか、真実を隠し、ほとぼりが冷めた頃に小出しにして情報を流すというやり口で国民を欺こうとする。
原発に関しても長い間国民は騙され続けてきた。あの大事故でやっと多くの人たちの目が覚めた。マスコミも今になって、反原発を唱え続けてきた人たちにスポットを当てたりして正義面している。明らかな事故を「事象」と言い換えてきた連中をこれまでほとんど糾弾することもなく、発電コストが一番安いなどと、各地域1社独裁体制を推進する連中の言うがままに報道してきたのだ。
現実の本当の深刻さは、未だに全くと言っていいほど報道されない。それを知る(とは言え「だからどうしたら最善なのかは誰も分からないことが起きているのだが)一部の心ある人はネットを通じて発信したりはしてくれているが、それほど多くの人には受け止めてもらえない状況だ。かと言って、高らかに声を上げようものなら、世の中から排除しようとする力が働く。「子供たちをすぐに集団疎開させろ」「同心円の20キロとか30キロ圏内なんて全く意味がない」などと叫んでみたところで、そういう気運が高まる気配はない。TVもそんなことを主張する人間は閉め出そうとする。ということは、TVから流れてくる情報もどこまで信用していいものやら。国民もそんな現実をなかなか受け入れられないでいるというのが本当のところかもしれない。日本はいつの間にそんな国になってしまっていたのか。このような状況が何よりも深刻で末期的様相を覚えさせる。
正しいことを言う人間が排除されていくというのは、どこかの国と変わらないではないか。これを許し続けるとどうなるのかが心配だ。これからの現実は、東電(存続できていること自体が本当はあり得ない)の電気料金の値上げや無駄遣いを切ることなく実施される増税だ。それだけではない、ロシアの偵察機(?)が日本列島の周囲をぐるぐる回り、中国は尖閣諸島周辺をうろうろする。日本はあと何年持つのかなと思わざるを得ない。